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sakyu2

2021 5/24

2021年5月24日 2021年5月24日

harry4th

#中之島
@yuuna.yamaki_official
#山木雪羽那 #ヤマキユウナ
#スターダストプロモーション

春の中之島とても良い天気🌞 @yuuna.

春の中之島
とても良い天気🌞

@yuuna.yamaki_official
#山木雪羽那 #ヤマキユウナ
#スターダストプロモーション

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請戸小学校跡〜請戸漁港

双葉町を後にし、仙台に向かい帰路へ。
最後は双葉町の一つ北の浪江町の中の請戸地区にある、
震災遺構「請戸小学校」

海からわずか300メートルにある小学校だが、
地震発生からすぐに児童教員全員で裏にある太平山まで全員で避難、更にそこから数キロ歩き全員が無事であった。

気持ちの問題なのだとは思うが、多くの人が亡くなった場所と、被害にはあったものの幸い亡くなった方がいなかった場所はどこか違う雰囲気を感じる。場所や建物もその時の記憶がありそれが表現されているのではないかと思ってしまう。

請戸小学校から車ですぐの請戸漁港の端から福島第一原発が少し見えると聞き、もう日が暮れる寸前だったが向かってみた。

防波堤の立ち入れるギリギリの所まで登ると、数時間前まで居た双葉町の海岸線の向こうに福島第一原発の鉄塔を目にすることができた。

赤い夕日の中に佇む鉄塔は、あの日制御しきれなかった巨大なエネルギーの残滓を感じさせるようでなんとも言えない姿であった。

なぜかこんな時間こんな場所で1人のサーファーがいた。原発と夕日とサーファー、なんとも変な組み合わせだ。

そして、一路仙台まで戻り特厚牛タンを食べ次の日には帰神。帰りの飛行機ではCAさん達の協力もあり富士山の写真も撮ることができた。

二泊三日であったが、とても濃い様々なことを感じる旅となった。ネットやニュースからだけでは伝わらない、例え年月が経とうとも現地に行かなければわからない、感じられないであろうことが沢山あった。

それでも写真を残すことの意義は大きくとても大切なのだろう。物事を知るきっかけとなる写真、そこから人に行動までも促す写真。

写真の持つ純粋な力を改めて考えさせられた旅でもあった。

【東日本大震災により亡くなられた方々のご冥福をお祈り申し上げます。】

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福島県　双葉町

今回の旅でどうしても外せなかった町。

東日本大震災で発生した大津波の影響で、非常用外部電源までが停止し、SBO（全電源喪失）を起こした「福島第一原子力発電所」
最終的に原子炉はメルトダウンどころかメルトスルーまで引き起こし、辺り一帯の多くの住民が避難を余儀なくされた。

その福島第一原子力発電所。

そこに一番近い町の一つ、双葉町を訪れた。
仙台から車で南下し、常磐双葉町ICまで。
進むにつれ行き交う車は少しづつ減り、ところどころで放射線量を示すカウンターが目につくようになる。

ICから降りてからも進入禁止のバリケードや、空き地にずらっと並んだ大量の黒い大きな袋。
震災からすでに11年（訪れた当時）も経っているのにまだまだ重々しい緊張した空気を感じる。

ICからさほど遠くないJR双葉町駅前に車を停めて、レンタサイクルを借り周辺を回った。

住宅街は誰もいない。
ある程度の範囲を回ったが本当に誰もいない。

震災があった3月11日の翌日、地震や津波の被害の状況確認すらままならない中、早朝には原発から半径10km圏内に避難指示が出た。
そしてそのまま10年以上我が家に帰ることすらできなくなった。

大震災は突然どれだけのものを奪っていくのか。

双葉町から車で海岸に向かって5分ほどの場所に復興拠点のエリアがあり、産業交流センターと、原子力災害伝承館がある。
この町であの日起こったこと、原発とともに歩んできた町の歴史などを深く知ることができる。

この目で原発をひと目見たくて海岸沿いまで歩き砂浜に出た。
そこで同じ目的のカメラマンさん（お仕事で来られていた）と出会った。
そもそも訪れる人がまだまだ少ない場所の、更に誰も来ないような防波堤の上で出会うなんてすごい縁だなと思う。
二人で原発が見えそうなギリギリの海際まで歩いたが結局その場所からは見えなかった。
絶対見せまいとする強い意思を感じる巨大なテトラポッド達を前に諦めるしかなかった。

地震、津波、放射能、と想像もできないような災害により、
一夜にしてほとんどの人が住めなくなった町。

2022年8月に帰宅困難地域の一部が解除され、復興に向かって進み始めている。
しかし、もう一度故郷の双葉町に戻りたいという住民は全体の10%ほどと聞く。

簡単なわけがない。
原発事故があった町が復興を遂げた例は人類有史上まだ無いのだ。

【東日本大震災により亡くなられた方々のご冥福をお祈り申し上げます。】

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日本三景松島

初日、石巻方面を回ったあと松島に立ち寄った。
時間も遅くなったので松島ではホテルに夜チェックインして早朝には次の場所へ。

とはいえせっかくの日本三景の一つなので早朝にホテルのフロントで教えてもらった高台に向かい写真を撮ってきた。

その際、フロントの方から少し震災当日のお話を伺えた。

地震発生後、津波が押し寄せる直前に、ご家族を仕事先まで車で迎えに行った際、すぐ後ろまで津波が押し寄せるなか車で命からがら避難できたこと。
石巻に住むお母様や親戚のことが心配で仕方がなかったこと。
※お母様は無事避難できたようだ
ホテルの1Fまでが浸水し、ボイラーもやられて数日かけて従業員みんなで水を掻き出したこと。

奇しくも当事者の方から詳しくお話を聞くことができ、
より生々しく当時の情景を思い浮かべることとなった。

特に印象的な言葉だったのが、
「松島は湾内の島達が津波を緩和してくれたおかげで他の地域と比べると津波の被害が少なかったんですよ。」

もちろん、震災後様々な研究がなされ松島の被害について、湾内の島々が被害の軽減に一役買ったことも確かなようだ。
とはいえ似た条件の地域ではやはり甚大な被害となった地域もあるようで、松島の津波被害が比較的軽かったことの確かな原因の究明はされていない。

それでも、日本三景と呼ばれ無数の島々の景観という観光資源とともに歩んできた松島が、震災においてもその島々が守ってくれたということは深く感じ入るものがある。

【東日本大震災により亡くなられた方々のご冥福をお祈り申し上げます。】

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震災遺構「荒浜小学校」

仙台市街地から東の海辺に残る震災遺構。
海岸から約700m離れたこの4階建ての校舎は2階まで津波が押し寄せた。
が、この校舎は児童、教職員、近隣から避難してきた住民たち、320名全員を守り抜いた。

校舎の1F、2Fは被災当時のまま残されており、4Fでは震災についての資料を見ることができる。
また屋上にも出ることができる。
この屋上は、震災当日多くの人が寒さに震えながら救助を待った屋上だ。
夜どうしの自衛隊のヘリコプターからの救助で全員が無事救助されたその現場である。

訪れた日は仙台市内の小学校から団体の見学ツアーがやってきていた。
おそらくは震災後に生まれたであろう子ども達が元気に騒いでいて、引率の先生も苦笑いしながら校内を案内している。

昔の自分なら「静かに真面目に見て回れよ〜」などと思っただろうか。
あの震災の悲劇の後、それでも今なお続く後の世代が元気に笑顔で騒いでいる。
これこそ、人の強さであり希望ではないか。
目頭が熱くなった。

学校を後にし、津波が押し寄せた砂浜へと足を運んだ。
立ち入ることはできるが、震災以降海水浴場は閉鎖されている。

実際に津波が押し寄せた砂浜に立つ。

穏やかな波打ち際とその奥に広がる水平線。
この水平線の向こうから確かにあの津波が打ち寄せ、この地区を飲み込んで行ったのだ。
ファインダーを覗く手がかすかに震えるのは季節の寒さだけではないだろう。
今、人っ子一人いない静かな砂浜に立ち、波とはるか向こうに続く海をまざまざと感じることで、自然の圧倒的な力に気圧されているのだと思う。

自然の持つ圧倒的な力。こんなにも海が怖いと感じたのは初めてだ。

【東日本大震災により亡くなられた方々のご冥福をお祈り申し上げます。】

. 震災遺構「旧大川小学校」を後にし

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震災遺構「旧大川小学校」を後にし、同じく震災遺構「旧女川交番」へ。

おそらくはこれまで海が見えたであろう海岸には、綺麗な高いコンクリートの防波堤が立ち並び、昔からの景色を一変させている。

無機質な防波堤にはアートが施され、「海岸線の美術館」として活用されている。
圧倒されるような巨大な壁画に、人間の営みの力強さ、アートが持つ力を改めて感じる。

本当にここに津波が押し寄せたのが信じられないような、とても綺麗で穏やかな景色の海岸線を通り女川町へ。

「旧女川交番」
基礎ごとえぐり取られ倒れた交番を見ると当時の津波の威力が伺い知れる。

震災当時の女川町人口は10,014人。
約8.3%に相当する827人が亡くなり、建造物は6,511棟の内、5,565棟も破壊され、被災地の中でも最大の被災率となる壊滅的な被害を受けた。

一夜にして失われてしまったこの地は現在とても綺麗に整備されお土産屋や飲食店が並ぶ。ほとんどの建物が失われ変わってしまった今、当時の佇まいと記憶を残す震災遺構は現在未来において重要な意味を持つ。

誰かが、何かを残し伝えていかなければならない。

【東日本大震災により亡くなられた方々のご冥福をお祈り申し上げます。】

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2011年3月11日に起こった東日本大震災から今年（2023年）で12年が経とうとしている。

昨年11月、東日本大震災で大きな被害を受けた地域を回ってきた。

私自身、神戸在住なので阪神大震災を経験しており、東日本大震災が起こった際には、他人事ではなくどうしようもない感情に襲われた記憶がある。

石巻市釜石地区、北上川河口近くにある旧石巻市立大川小学校。

東日本大震災では多くの学校も被災したが、とりわけ多くの犠牲者を出した悲劇の地となった。 全校生徒108名の内74名（震災当日の登校児童は78名）が死亡、行方不明。教職員も11名中10名が死亡。

現在、残存する学校校舎と敷地は震災遺構として残されており、震災当時の様子を伺うことができる。また同敷地内には震災伝承館も併設されており、震災前の地域の情報や震災当時の資料も閲覧できる。

訪れた日は私以外誰もおらず、とても静かで肌寒いが天気の良い日であった。

今立っているこの地で子供たちが学び、遊び、笑い声が聞こえていたはず。
そしてあの日津波が襲い多くの命が失われた地。

何を撮れば？
どうやって撮る？
誰に何を伝えるために？

これまで撮ってきたものとはまるで違う存在となだれ込んでくる意識。

伝えたいことを伝えるための技術が足りない。
自身の未熟さを思い知る。

それでも撮る。自分に出来ることをしよう。

【東日本大震災により亡くなられた方々のご冥福をお祈り申し上げます。】

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